一軒家の屋根の雨漏り工事や葺き替え工事などをする屋根屋の仕事。
屋根屋で独立するにはどうすればいいか説明していきます。
屋根屋の仕事の内容や独立した場合の収入についても、紹介していきます。
また屋根屋で独立する流れついても紹介していきます。
さらに屋根屋で独立する際に取っておくと良い資格、独立するメリット・デメリットについても整理していきます。
屋根屋で独立することに興味がある方は、是非最後までお読みください。
屋根屋で独立する際に知っておきたい仕事内容
屋根屋の仕事内容は、一軒家の屋根に関する雨漏り、葺き替え工事、リフォームなどです。
例えば、屋根材を使って瓦葺きや断熱工事などもします。
屋根材を屋根まで運ぶため、かなり体力が必要な仕事です。
夏は炎天下、冬は寒さの中仕事していく必要があります。
そして、屋根に水が入らないようにする技術や知識が必要です。
屋根屋の給料と独立した場合の収入
屋根屋を一人で独立した場合の年収は700万円程度で、職人を何人も雇うようになると年収1,000万円も可能です。
屋根屋の会社に入った場合の平均年収が420万円ですので、独立すると収入アップすることがわかります。
屋根屋の給料は、見習いであってもある程度の収入が見込めます。
20代で月収23万円程度、30代で32万円程度なので、独立するまで会社で働いても、ある程度は稼げます。
これは、屋根屋の仕事が重労働であるため、若いうちからでも給料がもらえるということです。
会社で十分な技術と知識を身につけたら、独立し、収入アップを目指すのもいいでしょう。
屋根屋の種類
屋根屋の種類は、以下のようなものがあります。
- 板金工(ばんきんこう)
- 瓦葺工(かわらぶきこう)
- 塗装工(とそうこう)
屋根屋の種類について、それぞれ説明していきます。
板金工(ばんきんこう)
金属屋根の工事を専門にする職人を板金工といいます。
かつては雨樋工事屋でしたが、ガルバリウム鋼板などの建材ができて、板金工の仕事も広がってきています。
鋼板を切ったり、曲げたりして工事していきます。
板金工の職人は、屋根屋の工事でハサミや電動のこぎり、曲げ工具などを使います。
瓦葺工(かわらぶきこう)
瓦屋根を工事する職人を瓦葺工といいます。
コテやトンカチを使って、瓦を貼ったり、漆喰を塗ったりしていきます。
焼くことで作られる瓦は一つずつ微妙に異なっています。
その違いを緩やかなカーブを描く屋根にぴったりと葺いていく技術を持っています。
日本の屋根瓦は、本葺き瓦、本葺き一体瓦、桟瓦(さんがわら)の3種類があります。
塗装工(とそうこう)
塗装工は、屋根や外壁の色塗りをする職人です。塗装工が屋根材を仕上げることはできません。ハケやローラーを使って、塗装工事をしていきます。
また、屋根より外壁を塗装することのほうが多いです。
塗装工の役割は、見た目の美しい塗装することはもちろん、防水して錆を防いだり、熱を遮断することで屋根の耐久度を上げることもあります。
屋根屋の塗装の仕事は、新築工事以外にも、リフォームやリノベーションの仕事も入りやすいです。
屋根屋で独立する流れ
屋根屋で独立するには、まず技術と知識をつける必要があります。
屋根屋の仕事をするために技術と知識が必要であるとともに、集客するためにも一定の知識が必要となってきます。
そのためには屋根屋の会社で働くところから始めるのがよいでしょう。
会社の中では教育体制のしっかりしたところを選ぶと良いです。
最近では未経験者も採用している屋根屋の会社が多くあります。
これから屋根屋の仕事をして独立しようと考えている人は、まず会社に入ってみるとよいでしょう。
屋根屋で独立する際に、職人の種類を決める
屋根屋の職人は、以下の3種類があります。
- 社員職人
- 常用職人
- 請負職人
屋根屋で独立する際には、どういった職人を集めていくのか決めていく必要があります。
職人の種類について、それぞれ説明していきます。
社員職人
社員職人とは、正社員として会社に所属する職人のことです。
屋根屋と社員職人の間には、雇用関係があり、社員職人は月額の固定給で働きます。
社員職人は、厚生年金などの社会保険に入ります。
屋根屋として独立する際は、はじめから社員職人を抱えるのは、仕事が無いときに固定費の割合が増えてしまうためおすすめしません。
屋根屋として独立し、事業が軌道に乗ってきたら、社員職人を抱えるのもいいでしょう。
常用職人
常用職人とは、日雇いで働く職人のことで、屋根屋の会社との間に直接雇用の関係はありません。
常用職人は、日当2万円など決められた日雇い単価で働きます。
屋根屋として独立し、軌道に乗り、事業を広げたい場合に、はじめは常用職人に仕事をしてもらうのがいいでしょう。
仕事の請負がまばらなときは、常用職人のように日雇いで働いてくれる職人が向いています。
請負職人
作業量に応じて賃金を稼ぐ職人を請負職人といいます。
例えば金属屋根を1平米仕上げるごとに2,000円支払うというような形です。
屋根屋の会社と請負職人との間に直接雇用の関係はありません。
時間ではなく、作業量によって支払い額が決まるため、あらかじめ費用の見積もりがしやすい特徴があります。
屋根屋として独立したら、どのステージでも請負職人に依頼しやすいといえます。
請負職人が優れている傾向にある
請負職人は、仕事をすればしただけ給料が増えるため、一生懸命仕事をします。
そのため、請負職人の仕事の質は上がってくるのです。
請負職人のモチベーションは、そのほかの職人よりも高く、やる気があります。
次に、一生懸命なのが常用職人です。
日雇いの仕事なので、結果を出していかないと、次に仕事がなくなってしまうからです。
一方で、社員職人は、固定給なので頑張りがなくても稼げてしまいます。
長時間仕事したり、多くの仕事をしても給料が変わらないのです。
やはり、屋根屋で独立して雇うとしたら、請負職人がいいかもしれません。
そして、緊急で数が足りなくなったときに、常用職人に依頼するという形でしょう。
屋根屋が独立する際に取っておくといい資格
屋根屋で独立する際にとっておくと、収入が増えたり集客できる資格というのは、以下の通りです。
- かわらぶき技能士
- 建築板金技能士
- 建築施工管理技士
屋根屋で独立する際に取っておくといい資格を、それぞれ説明していきます。
かわらぶき技能士
かわらぶき技能士は、瓦を屋根に設置する技能を証明する資格です。
かわらぶきというのは、瓦を設置するという意味です。
かわらぶき技能士には、1級と2級があります。
1級は、7年以上の実務経験または2級合格後2年以上の実務経験が、2級は2年以上の実務経験が受験するのに必要です。
瓦職人は、粘土瓦や石瓦を使って屋根を仕上げていきます。
瓦は焼き物のため、均一に仕上がっているわけではなく、現場で瓦の加工が必要です。
そのため、瓦の素材についての知識も必要です。瓦を葺く実技試験もあります。
建築板金技能士
建築板金技能士は、屋根工事で板金を扱う際に必要な資格です。
国家資格で、住宅でも、最近では鉄板による屋根葺きが増えているため、必須の資格と言えるでしょう。
建築板金技能士は、ダクト板金と内外装板金の二つの資格に分かれていて、それぞれ1級と2級があります。
試験は、学科および実技試験があります。
屋根材をはじめ、建物には多くの金属製品が使われています。
金属板を加工し、建築部品を製作するのが、建築板金です。
建築板金は、資格などなくても仕事できますが、建築板金技能士を持っていると信頼性が上がります。
建築施工管理技士
屋根屋のための施工管理技士というのはありませんが、屋根工事の工事許可を取るには建築施工管理技士が必要です。
一人親方の場合には、必ず必要なわけではありませんが、元請けになるには必要な資格です。
建築施工管理技士は、1級と2級があります。
建築施工管理技士は、建築や土木現場において施工計画を立て、施工管理するための資格です。
1級建築施工管理技士の合格率は、40%前後で、2級は、30%前後です。
屋根屋で独立するメリット
屋根屋で独立すると、仕事が自由に行えるというメリットがあります。
屋根屋の仕事の中でも自分の得意とする仕事に特化して仕事を受注することも可能ですし、職人を雇い事業を拡大することもできます。
屋根屋の仕事以外にも、内装工事、外装工事、庭の手入れや害虫駆除などオプションのサービスをつけることで収入を増やすことも可能です。
また屋根屋で独立すると収入が増えるというメリットがあります。
会社で働いているよりも収入が増えるため、独立する人が多いです。
屋根屋で独立するデメリット
屋根屋を一人で独立した場合には、経理処理や集客など全部一人でやる必要があります。
税理士を雇ったり、集客の会社に依頼したりすることでそれらの手間を省けますが、経費がかかってきます。
屋根屋を一人で独立する場合には、屋根屋の仕事以外にもやることが増えるわけです。
また仕事が安定して入ってこないというデメリットもあります。
屋根屋としての技術があったとしても、仕事を取ってくる営業の力がなければ収入になりません。
営業やコミュニケーションが苦手な場合には、インターネットによる集客など別の方法を考える必要があるでしょう。
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屋根屋の仕事の魅力
屋根屋の仕事の魅力としては、仕事がなくならないということです。
住宅や建物の屋根は必ず存在するため、仕事の需要があります。
屋根屋の仕事をする人の人数は、少なく仕事に困ることはないという魅力もあります。
そして丁寧な仕事をしていれば感謝されるということもあります。
これから屋根屋で独立しようという方は、ぜひ確かな技術を身に付けて丁寧な仕事を心がけてください。
【まとめ】屋根屋として独立したい場合は、ぜひご相談を!
屋根屋の仕事内容は、一軒家の屋根に関する雨漏り、葺き替え工事、リフォームなどです。
屋根屋を一人で独立した場合の年収は700万円程度で、職人を何人も雇うようになると年収1,000万円も可能です。
屋根屋で独立する際は、将来規模を大きくしたいなどの理由で会社設立も考えるかもしれません。
会社設立に関して、分からないことがある場合は、会社設立について詳しい専門家に相談するのがおすすめです。
当社では、土日祝日、平日夜間でも24時間相談受付中です。
会社設立・税務に関して、納得いくまで何度でも相談できます。
対面のみならず、オンライン面談やLINEでも相談可能です。
そして、いざ会社を設立する場合は、多くの必要書類を準備し、手続きが必要です。
実際には、法務局へ登記した後も、税務署などへの手続きなどが多くあります。
合同会社や株式会社設立を一人で進めるのは、大変です。
会社設立は、やはり豊富な経験と知見がある専門家に依頼した方が安心できます。
会社設立のサポートを受ける際に気になるのが、手数料です。
当社であれば、代行費用0円で、合同会社や株式会社設立サポートができます。
設立費用は、合同会社の設立の場合には6万円、株式会社設立の場合は20万2,000円から行えます。
司法書士を利用して、会社設立した場合よりもちろん安いですし、ご自分で会社設立する場合よりも安く済むというメリットがあります。
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