清掃業の会社で働いていて、ある程度の技術を身につけた場合は独立したいという人もいらっしゃるかもしれません。
清掃業で独立するメリットやデメリットについて、紹介していきます。
また、実際に清掃業で独立する際に必要なものや、資格は必要なのかについて解説していきます。
清掃業で独立する場合の年収はどれくらいなのかについても、紹介していきます。
そして清掃業で実際に独立する方法について解説し、集客の方法についても紹介していきます。
清掃業で独立することに興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
清掃業で独立するメリット
清掃業で独立するメリットは、年収が上がる可能性があるということです。
従業員として働いている清掃業の場合には年収が200万円から400万円と平均的な会社員に比べて、収入が少ないという特徴があります。
清掃業で独立すれば、会社に取られていたお金が自分のところに入ってくるため収入は増える可能性があります。
また、その他には、清掃業で独立するハードルが低いというメリットもあります。
清掃業で独立するのに、必要なものは少なく開業資金が少ないというメリットがあるのです。
さらに職人のように特別なスキルが必要なわけではなく、ある程度のコツを掴めば仕事ができます。
そして、仕事にはそれほど体力が必要なわけでないため、５０代になってから独立することも可能なのです。
清掃業で独立するデメリット
清掃業で独立するデメリットとしては、集客を自分でやる必要があるということです。
ビル清掃や病院清掃などに関しては、人脈がなければ仕事を受けることは難しいでしょう。
その他の清掃業に関しても自分で集客していく必要があります。
独立直後でコネクションが全くない場合、仕事が入ってこないことがあります。
そのため、仕事が無くても生活できるだけの生活資金と運転資金を準備しておく必要があるでしょう。
そしてあらゆる集客の方法を利用し、売上げに繋げていく必要があります。
清掃業で独立するのに必要なもの
清掃業で独立する際には、資金、器具や事業所などを準備します。
資金については、移動に必要な車・清掃用具の費用、ホームページなど集客のための費用、名刺やチラシなどの制作費用などが必要です。
最低でも50万〜100万円くらいは準備しておいたほうがいいでしょう。
車は、自家用車でも問題ありません。
清掃業に必要な器具は、ブラシ、洗剤、バケツ、タワシなどです。
事業所は、はじめのうちは自宅でも問題ありません。
事業を拡大し、従業員が増えてきたら、事業所を構えるという流れでいいでしょう。
清掃業で独立するのに資格は必要？
清掃業で独立する際に、ビルクリーニングの清掃をする場合でなければ、特別に資格は必要ありません。
しかし、資格を持っていれば、他社に対しての差別化ができるため、持っておくのはいいでしょう。
民間資格で、エアコンクリーニングや除菌清掃などに関する資格があります。
また、ビルクリーニングを行う場合には、「ビルクリーニング技能士」の資格が必要と法律で定められています。
ビルクリーニング技能士は、１級から３級、基礎１級、基礎２級まであります。
３級は初級で、２級は2年以上の実務経験、１級は5年以上の実務経験が必要です。
基礎級の受験資格は、技能実習１号の期間の4分の３程度を経過したものです。
３級は初級技能者の知識が求められます。
２級は、中級技能者の知識で取得目安が2年〜５年のチームリーダーを想定しています。
１級は、現場責任者など上級技能者としての知識や技術が必要です。
そして、建物の清掃作業を監督する人に与えられる清掃作業監督者という資格もあります。
資格取得には、ビルクリーニング技能士または建築物環境衛生管理技術者の資格が必要です。
建築物清掃業の登録には、清掃作業監督者を１名選ぶことが義務付けられています。
清掃業で独立した場合の年収は？
清掃業で独立した場合の年収は、清掃する内容によって大きく異なってきます。
病院や店舗経営している方の知り合いがいて、紹介してもらえる場合は、ある程度の年収が見込めます。
清掃業の収入の目安は、ハウスクリーニングの場合、200万〜400万円以上です。
ビル清掃や店舗・オフィスクリーニングは、250万〜700万円以上です。
ハウスクリーニングに関しては、フランチャイズに加盟するともう少し収入は増えていきます。
個人でやる場合には、かなり多くの現場に出ないと生活できるだけの稼ぎを得ることは難しいです。
清掃業で独立する方法
清掃業で独立する方法は、以下のようなものがあります。
- 個人事業主で開業する
- 会社設立する
- フランチャイズに加盟する
清掃業で独立する方法を、それぞれ説明していきます。
個人事業主で開業する
清掃業で独立する方法１つ目は、個人事業主で開業するということです。
個人事業主で開業する場合には、開業届を税務署に出せばすぐに独立が可能です。
複雑な書類手続きなどもなく、手軽に独立できます。
ただし清掃業で事業規模を大きくしていきたいと考えている人には、向いていません。
従業員を雇い独立している場合や、個人でも収入が増える場合には、税金が多くなってしまうことがあります。
会社設立する
清掃業で独立する方法２つ目は、会社を設立するということです。
事業を大きくしていく予定のある方は会社を設立することはおすすめです。
一定以上の利益が出る場合には、個人事業主よりも節税効果が高くなる可能性があります。
さらに会社設立した方が顧客に対する信頼を獲得できるため、仕事が入りやすくなってきます。
ただし会社を設立するには、多くの書類を用意して、複雑な手続きがあるため専門家に依頼すると良いでしょう。
フランチャイズに加盟する
清掃業で独立する方法３つ目は、フランチャイズに加盟するということです。
フランチャイズに加盟すれば、清掃のノウハウやフランチャイズの持っているブランドを利用することが可能です。
集客することもフランチャイズであれば、より容易になってきます。
また、掃除に関する講習も受けられます。
さらには収入保障のあるフランチャイズもあり、安心して働けます。
ただしフランチャイズには、初期費用がかかるため、ある程度の資金が必要です。
フランチャイズと契約するには100万〜500万円程度の契約料がかかってきます。
そして、毎月数万円程度のロイヤリティを支払う必要があります。
ある程度の資金を持っているのであれば、集客までサポートしてくれるフランチャイズもあるので利用するメリットはあります。
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くらしのマーケットに登録する
個人事業主や会社を設立して清掃業で独立する場合は、くらしのマーケットというマッチングサイトに登録する方法があります。
くらしのマーケットというのは、清掃を依頼したい人と、清掃業者をマッチングしてくれるサイトです。
くらしのマーケットは、登録費用や手数料などかからない無料で利用できます。
ホームページなど持っていなくても、こちらのサイトで情報を入力すれば、マッチングサイトに登録ができます。
くらしのマーケットのサイト自体が、SEO施策されているため集客がすぐに可能というメリットがあります。
清掃業で独立する際の集客の方法
清掃業で独立する際に成功するためには、集客の方法を知っておく必要があります。
集客の方法は、以下のようなものがあります。
- 人脈から仕事を得る
- 賃貸不動産屋に営業する
- ホームページを作る
- SNSの活用
清掃業で独立する際の集客の方法を、それぞれ説明していきます。
人脈から仕事を得る
清掃業で独立する際に、ビルの清掃や病院の清掃、店舗の清掃などに関しては人脈から仕事を得られます。
逆に、それらの仕事というのは、人脈以外からの集客は少ないかもしれません。
会社員として働いている時に、そういった関連会社との人脈を作っておくことは大切なことでしょう。
賃貸不動産屋に営業する
清掃業で独立する際に、賃貸の不動産屋に営業するという方法があります。
不動産屋に営業すれば、賃貸物件の入居者が退去した時のクリーニングで仕事が入ってきます。
しかし中には営業が苦手な方もいるかもしれませんので、メールで送信するなどの方法が精神的には楽かもしれません。
営業する際は、相手にとってメリットとなるところを、アピールしていく必要があります。
ホームページを作る
清掃業で独立する際にホームページを作り、集客するという方法があります。
ホームページは清掃業の仕事を24時間365日営業してくれます。
ブログなどでSEO施策をすれば検索からお客様の流入が見込めます。
ホームページやブログを作成することにより、検索上位表示させるにはそれなりの費用や時間がかかります。
すぐに集客したい場合には、リスティング広告などを使う手があります。
そういった費用がない場合には、自分でブログやホームページを作成し検索上位を狙うという方法もあります。
例えば「エアコンクリーニング 渋谷」という地域名の入ったキーワードで上位表示させるホームページを作っていきます。
SNSの活用
清掃業で独立する際に、SNSを活用し集客するという方法もあります。
SNSを活用すれば無料で自分の仕事を知ってもらえます。
現在は、情報の取得にSNSを活用している人が増えているため、新しく事業を行う上ではSNSの活用は必須と言えるでしょう。
InstagramやTwitter、Facebookなどを自分の運用にあった媒体を利用していくと良いでしょう。
SNSを活用する場合には、まず個人間のつながりを作り、その上でプロフィールなどに清掃業の仕事を載せておき、知ってもらうという方法があります。
【まとめ】清掃業で独立する際は、ぜひご相談を！
清掃業で独立するメリットは、年収が上がる可能性があります。
清掃業で社員として働いて、技術を身につけ、独立したいという方もいらっしゃるかもしれません。
独立してマッチングサイトなどを利用すれば、集客も可能です。
また、将来、従業員を雇い事業規模を大きくしたい場合は、会社を設立するのも良いでしょう。
会社設立に関して、分からないことがある場合は、会社設立について詳しい専門家に相談するのがおすすめです。
当社では、土日祝日、平日夜間でも24時間相談受付中です。
会社設立・税務に関して、納得いくまで何度でも相談できます。
個人事業主と会社設立どちらにしたほうがいいのかの相談もできます。
対面のみならず、オンライン面談やLINEでも相談可能です。
そして、いざ会社を設立する場合は、多くの必要書類を準備し、手続きが必要です。
実際には、法務局へ登記した後も、税務署などへの手続きなどが多くあります。
合同会社や株式会社設立を一人で進めるのは、大変です。
会社設立は、やはり豊富な経験と知見がある専門家に依頼した方が安心できます。
会社設立のサポートを受ける際に気になるのが、手数料です。
当社であれば、代行費用0円で合同会社や株式会社設立サポートができます。
設立費用は、合同会社の設立の場合には6万円、株式会社設立の場合は20万2,000円から行えます。
司法書士を利用して、会社設立した場合よりもちろん安いですし、ご自分で会社設立する場合よりも安く済むというメリットがあります。
もし、会社設立にお悩みならぜひ経営サポートプラスアルファにお気軽にご相談ください。
お客様の事業目的や事業計画から判断し、会社設立・税務に関して、全力でサポートします。