専門分野の知識を活かして問題解決をしていくのがコンサルの仕事です。
そしてそのコンサルの会社を設立したいという方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、コンサル会社を設立するメリットについて、説明していきます。
コンサル会社を設立する際の注意点についても解説していきます。
またコンサル会社を設立するために取っておくといい資格についても紹介していきます。
最後に、個人事業主ではなく、コンサル会社を設立した方がいい理由を、説明します。
コンサル会社の設立について興味のある方は、ぜひ最後までお読みください。
コンサル業の事業をするメリット
コンサル会社を設立するメリットはいくつもありますが、その中でピックアップしてお伝えしていきます。
コンサル会社を設立するメリットは、以下の通りです。
- 初期費用・固定費がかからないので低リスクでできる
- 利益率が高い
- 特別な資格が不要
コンサル会社を設立するメリットについて、それぞれ説明していきます。
初期費用・固定費がかからないので低リスクでできる
コンサル会社を設立するメリットは、初期費用や固定費がかからないので低リスクで出来るということです。
コンサル会社というのは基本的には話をすることがメインの仕事となるので、特に初期費用や固定費はかかりません。
コンサル会社を運営するためには、ホームページや名刺などの最小限の費用が必要なだけです。
広い事務所も必要でないため、自宅を事務所としているコンサルタントも多くいます。
小売業のように物を仕入れる費用も必要ないため、固定費もほとんどかからずに済みます。
ただしコンサル会社を設立してから顧客を得て、収入が入るまでには、時間がかかります。
最低でも半年間の生活費を蓄えてから始めると良いでしょう。
利益率が高い
コンサル会社を設立するメリットとして利益率が高いということがあります。
コンサル会社の場合には、固定費や変動費がほとんどかからないため、入ってくる売り上げは、そのまま利益となります。
例えば飲食店の場合には、家賃や仕入れ費などがかかり、売上のうちのわずかな部分が利益となります。
しかし、コンサル会社の場合は、毎月かかる費用というのが、ほとんど無いのです。
利益率が高いということは、それだけ収入が増えてくる可能性があります。
コンサル会社を設立するメリットとして高い収入を得る可能性があるということです。
特別な資格が不要
コンサル会社を設立するメリットとして、特別な資格が不要ということがあります。
特別な資格や許認可は必要なく、コンサルタントとして名乗ればすぐに事業を開始できます。
わざわざ苦労して資格を取る必要は、ないのです。
しかしコンサル内容によっては、取っておいた方がメリットとなる資格もあるので、後ほど紹介していきます。
次にコンサル会社を設立する際の注意点について、紹介していきます。
コンサル会社を設立する際の注意点
コンサル会社を設立する際の注意点は、以下のようなものがあります。
- 事業内容を明確にする
- 運転資金を十分に蓄える
コンサル会社を設立する際の注意点を、それぞれ説明していきます。
事業内容を明確にする
コンサル会社を設立する際の注意点1つ目は、事業内容を明確にするということです。
コンサル会社というのは、問題を解決するという業務内容ですが、場合によってはどのような人でもできてしまう事業です。
そのため内容の薄いコンサルティングにならないように、事業目的を明確にする必要があります。
その分野において、他社には無い専門性を持ったコンサルティングを運営していく必要があります。
そのためには、ニッチでオリジナルなコンサルをしていくのが良いでしょう。
運転資金を十分に蓄える
コンサル会社を設立する際の注意点2つ目は、運転資金を十分に蓄えておくということです。
コンサルティングに関する業務はお客様がつけば収入になりますが、お客様がつくまでに時間がかかります。
集客をするためには口コミを作るか、インターネットによる集客があります。
口コミを作るには実績を作っていく必要があります。
初めのうちは無料コンサルなどをしながら、実績を作り口コミを作っていく方法があります。
またインターネットの集客においては、集客に繋がるまでには時間がかかります。
そのため最低でも3ヶ月分の運転資金を蓄えてから始めると良いでしょう。
できれば、半年分の運転資金は貯めておきたいです。
コンサル会社を設立するために取っておくといい資格
コンサル会社を設立するために必要な資格というものは、ありませんが、取っておくと仕事が取りやすくなる資格があります。
コンサル会社を設立するために取っておくと良い資格は、以下の通りです。
- 中小企業診断士
- MBA
- 公認会計士
- IT関連の資格
- ファイナンシャルプランナー
- 税理士
- キャリアコンサルタント
コンサル会社を設立するために取っておくといい資格について、それぞれ説明していきます。
中小企業診断士
コンサル会社を設立するためにとっておくといい資格は、中小企業診断士です。
中小企業診断士は、経営コンサルタントに関する国家資格です。
企業の経営維持に関することを、アドバイスしていきます。
コンサル会社としての事業をブラッシュアップさせるのにも、取っておくといい資格と言えます。
しかし、中小企業診断士の試験は難易度が高く、維持するためにコストもかかります。
その代わり、資格をとれば、民間企業のコンサルティングや国に対するコンサルティングが行えます。
MBA
その他に、コンサル会社を設立する際に、とっておくといい資格は、MBAがあります。
MBAとは、経営学修士と呼ばれるもので、経営学に関する大学院修士課程を卒業して得られる学位です。
資格としては、とても有名なもので、取っておくとコンサルティングする際にブランドとなります。
海外のMBAを取得するという手段もありますが、2年間無給で、1,000万円〜2,000万円の学費や生活費を投じる必要があります。
公認会計士
コンサル会社を設立するためにとっておくといい資格として、公認会計士があります。
弁護士、不動産鑑定士と並び、日本三大国家資格と呼ばれているとても有名な資格です。
財務コンサルなどをしていくならば、とっておくといい資格と言えるでしょう。
ただし、難易度はとても高いため、しっかりと対策を取っていく必要があります。
IT関連の資格
そして、コンサル会社の設立時にとっておくといい資格としてIT関連の資格もあります。
ITに関するコンサルティングのニーズが高まってきており、取得しておくとプラスになります。
例えば、ITサービスマネージャ試験、ITストラテジスト試験、プロジェクトマネージャ(PM)試験などがあります。
ITストラテジスト試験は、プロジェクトを推進するためのスキルを問われる資格です。
ITシステムや業務のコンサルティングをする場合には、取得しておいてもいいでしょう。
ファイナンシャルプランナー
資産家や経営者に対して、資産運用などのコンサル会社を設立する場合には、ファイナンシャルプランナーを取っておくのもいいでしょう。
ファイナンシャルプランナーは、お金に関する知識があることを証明する資格です。
税金、保険、投資、相続などに関するアドバイスができるようになります。
ファイナンシャルプランナーを持っていなくても、アドバイスはできますが、資格を持っていると説得力が増していきます。
例えば、退職金をどのように運用していったらいいかの相談など専門性を持ってアドバイスできます。
税理士
税金に関するコンサル会社を設立する場合は、税理士の資格を取っておくのもいいでしょう。
税理士の資格取得は、とても難しく取得できれば、大きなアピールとなります。
税理士の資格を持てば、経理関連の帳票から税務に関すること、節税対策などのアドバイスが行えます。
会社の顧問税理士となることもできます。
キャリアコンサルタント
コンサル会社を設立する際にとっておくといい資格として、キャリアコンサルタントという資格があります。
労働者の能力開発や知識向上などをサポートできる資格で、他に挙げた資格よりも比較的取りやすい資格です。
キャリアコンサルタントは、国家資格でこの資格を取っていない人が、キャリアコンサルタントと名乗ることはできません。
キャリアコンサルタントは、企業の中で、従業員のキャリア形成の支援をしていきます。
また、大学の就職活動中の学生や、人材派遣などの支援も行います。
コンサル会社を設立したほうがいい理由
個人事業主ではなく、コンサル会社を設立したほうがいい理由があります。
その理由は、以下の通りです。
- 取引しやすくなる
- 融資を受けやすい
- 節税になることがある
コンサル会社を設立したほうがいい理由について、それぞれ説明します。
取引しやすくなる
コンサル会社を設立したほうが、個人事業主よりも取引しやすくなります。
個人事業主の場合には、会社よりも社会的信用が低いため取引しにくくなります。
大手企業の中には、個人事業主とはやり取りしないと決めているところもあります。
会社設立には、手間がかかります。
しかし、会社を設立した方が、仕事の取引はしやすくなるのです。
融資を受けやすい
コンサル会社を設立すると、融資を受けやすいというメリットがあります。
コンサル会社は固定費が少なく、融資はあまり必要ありませんが、事業拡大する時に従業員を増やすなど、融資を必要とする場合があります。
そんな時に個人事業主では融資が受けにくいですが、コンサル会社を設立すると融資を受けやすくなります。
節税になることがある
コンサル会社を設立すると節税になることがあります。
個人事業主の場合には、税金は累進課税の所得税です。
個人事業主は、最大45%までの所得税がかかることがあります。
一方でコンサル会社の場合には、法人税がメインとなりますが、法人税は一定額の利益に対して税金も一律になってきます。
そのためある一定額以上の利益が上がる場合には、会社を設立した方が節税になるのです。
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【まとめ】コンサル会社を設立する際は、ぜひご相談を!
コンサル会社を設立するメリットは、以下の通りです。
- 初期費用・固定費がかからないので低リスクでできる
- 利益率が高い
- 特別な資格が不要
コンサル会社は、自分の頭脳を売っていくものであり、固定費があまりかからないというメリットがあります。
コンサル会社の設立に関して、分からないことがある場合は、会社設立について詳しい専門家に相談するのがおすすめです。
当社では、土日祝日、平日夜間でも24時間相談受付中です。
会社設立・税務に関して、納得いくまで何度でも相談できます。
個人事業主と会社設立どちらにしたほうがいいのかの相談もできます。
対面のみならず、オンライン面談やLINEでも相談可能です。
そして、いざ会社を設立する場合は、多くの必要書類を準備し、手続きが必要です。
実際には、法務局へ登記した後も、税務署などへの手続きなどが多くあります。
合同会社や株式会社設立を一人で進めるのは、大変です。
会社設立は、やはり豊富な経験と知見がある専門家に依頼した方が安心できます。
会社設立のサポートを受ける際に気になるのが、手数料です。
当社であれば、代行費用0円で、合同会社や株式会社設立サポートができます。
設立費用は、合同会社の設立の場合には6万円、株式会社設立の場合は20万2,000円から行えます。
司法書士を利用して、会社設立した場合よりもちろん安いですし、ご自分で会社設立する場合よりも安く済むというメリットがあります。
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