合同会社は、口座開設できない?口座開設できない場合の理由を解説

合同会社は、口座開設できない?口座開設できない理由とは

合同会社は、口座開設できないのでしょうか?解説していきます。

また合同会社が口座開設できない場合の理由についても、説明していきます。

合同会社の口座開設できない場合には、ネット銀行や地方銀行がおすすめです。合同会社の口座開設をした場合には、呼び名が変わってくるので注意が必要です。

合同会社を選択する人は、コストを意識する経営者多いですが、その場合ネット銀行がおすすめです。

それぞれ説明していきます。

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合同会社は、口座開設できない?

合同会社でも口座開設はできます。合同会社もしっかりとした法人なので、口座開設はできるのです。

口座開設にはネット銀行で1週間から2週間、メガバンクで2週間か1か月の審査期間が必要となってきます。

以上、合同会社でも口座開設はできるということです。

合同会社を選択する経営者

株式会社の上場を目指し、会社を大きくしていきたいということがない個人の経営者は、合同会社を選択するケースが多いです。

合同会社のメリットとしては、設立費用が安いということがあります。株式会社は設立費用24万円程度かかりますが、合同会社は10万円かかるので、14万円程度費用が安く済みます。

このようにコストのことを考える経営者は、合同会社を選択するケースが多いでしょう。

そして合同会社でも口座開設できないかと言うと、口座開設できるので安心してください。

合同会社の口座開設に審査がある理由

合同会社の口座開設に審査がある理由は、犯罪防止のためです。個人口座の場合と違い法人口座は、犯罪に利用される可能性があります。

詐欺行為や犯罪行為によって得たお金を、口座を振り替えることによって分からなくするということが起きるのです。

そのため合同会社の口座開設のためには、審査が厳しくなっています。

それでも事業概要をしっかりと説明し、必要書類を揃えていれば口座開設はできるので、しっかり準備をしましょう。

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合同会社が口座開設できない理由

合同会社が口座開設する際は、厳しい審査があることを説明しました。犯罪によって得たお金を口座振替し、マネーロンダリングにより口座が利用されることを防ぐためです。その他にも、詐欺犯罪やさまざまな犯罪に利用されるのを防止しています。

まっとうにビジネスをしようとしている合同会社が口座開設できない理由は、以下の通りです。

  1. 資本金が少ない
  2. 事業目的が分かりづらい
  3. 連絡先が固定電話でない
  4. 住所がバーチャルオフィス
  5. ホームページがない

合同会社が口座開設できない理由を、それぞれ説明していきます。

【合同会社が口座開設できない理由1】資本金が少ない

合同会社が口座開設できない理由の1番目は、「資本金が少ない」ということです。2006年の新会社法施行により合同会社は、資本金1円から設立できるようになりました。

しかし資本金1円では、倒産リスクもある上に事業を運営するための資金がありません。

最低でも50万円から100万円以上の資本金がないと、金融機関から信頼してもらえないのです。

資本金が1円や少ない資本金では、事業運営するための資金がなく、ビジネスできるかどうかを怪しまれます。

そのため資本金が少ないと、合同会社の口座開設ができないことがあるのです。

【合同会社が口座開設できない理由2】事業目的が分かりづらい

合同会社口座開設できない理由2番目は、「事業目的が分かりづらい」ということです。

事業概要がしっかりと説明できていなかったり、パンフレットやホームページを見ても事業内容が理解できないという場合です。

銀行は犯罪に利用されるかどうかを心配しているので、本当に事業をしているのかどうか不明瞭な場合には、口座開設はできなくなります。

また何を行うために口座開設が必要なのかも、理解してもらう必要があります。

口座開設する際には、銀行側にしっかりと合同会社の事業説明をできるように準備しておきましょう。

またホームページやパンフレットでも、事業内容がわかるように説明する必要があります。

以上が合同会社の口座開設できない理由2番目の、「事業目的が分かりづらい」ということです。

【合同会社が口座開設できない理由3】連絡先が固定電話でない

合同会社が口座開設できない理由3番目は、「連絡先が固定電話でない」ということです。やはり銀行は、犯罪防止のため、法人の実体があるかどうかを気にしています。

そのため連絡先が携帯番号である場合には、実体があるのかを疑われ、口座開設できない場合があります。実際に、法人の口座開設の条件として、固定電話を挙げている金融機関もあります。

合同会社が口座開設できなかった場合に、固定電話を引く対策をとると良いでしょう。

合同会社が口座開設できない理由3番目は、「連絡先が固定電話でない」ということです。

【合同会社が口座開設できない理由4】住所がバーチャルオフィス

合同会社が口座開設できない理由4番目は、「住所がバーチャルオフィス」ということです。

これも犯罪に口座を利用している会社が、バーチャルオフィスであることが多いためです。

事務所を構えるには費用がかかりますが、口座開設できなくてはビジネスを実施できません。

事務所を構えられるのであれば、実際にある住所のところに事務所を構えるのが良いでしょう。

また、後ほど、バーチャルオフィスで口座開設できる銀行も紹介していきます。

以上が、合同会社が口座開設できない理由4番目の、「住所がバーチャルオフィス」ということです。

【合同会社が口座開設できない理由5】ホームページがない

合同会社が口座開設できない理由5番目は、「ホームページがない」ということです。

インターネットの普及により会社の事業案内を掲載するホームページがあるのは、当たり前になってきています。

そのためホームページがないことで、事業内容が分からず口座開設できない場合があります。

ホームページを作っていない場合には、独自ドメインを取得し、ホームページを開設しましょう。

こちらの、月額0円で高品質なホームページサービスをご活用下さい。

以上が、合同会社口座開設できない理由5番目の、「ホームページがない」ということです。

合同会社の口座開設できない場合は、地方銀行やネット銀行を検討する

合同会社の口座開設できない場合は、地方銀行やネット銀行を検討するのが良いでしょう。メガバンクは信用があり、人気ですが、その分審査が厳しいということがあります。

一方で地方銀行やネット銀行は、メガバンクより、審査が通りやすくなっています。

合同会社の口座開設はできない場合には、地方銀行やネット銀行、信用金庫を検討しましょう。

地方銀行

地域の発展に貢献するのを目的とした地方銀行もおすすめです。メガバンクよりは、審査が緩くなっているため、メガバンクに口座開設を断られた場合には、地方銀行を検討してみるのが良いでしょう。

地方銀行は、地域の発展のためにという目的があるため、口座開設後も融資を受けられる可能性があります。

ネット銀行の他に、地方銀行の口座を持っておくのはメリットがあるかもしれません。

ネット銀行

ネット銀行は、インターネットバンキングができるのも利点です。そしてインターネットバンキングは、手数料なしで利用できます。

メガバンクの場合には、手数料がかかってしまいます。コストの面を考えればネット銀行の方が安く済ませられるでしょう。

ネット銀行の楽天銀行とその他の銀行との、手数料の比較は以下の通りです。

 

月額

他行(3万円未満)

他行(3万円以上)

同行同一支店(3万円以上)

楽天銀行

0円

168円

262円

52円

A行

1760円

550円

770円

330円

B行

2,200円

550円

770円

220円

月に10件の振込があった場合には、月額費用と合わせて7,000円近くコストが安く運用できます。

信用金庫

信用金庫は地元に根ざした、地域の発展のために存在している非営利団体です。地域から資金を集め、そして個人事業主や中小企業に還元するという組織です。

そのためベンチャー企業でも、信用金庫からであれば、融資を得やすいというメリットがあります。メガバンクの場合には、融資して利益を得ることを目的としていますが、信用金庫の場合は、地域の発展を目的としているため、中小企業でも融資を得やすいです。

会社設立直後や中小企業は、信用金庫の法人口座を開設するのもおすすめです。

バーチャルオフィスの場合には、GMOあおぞらネット銀行

住所がバーチャルオフィスの場合には、GMOあおぞらネット銀行がおすすめです。GMOあおぞらネット銀行は、バーチャルオフィスの住所でも口座開設ができます。

提出書類は多いのですが、その分、審査をしっかりしてくれるため、まっとうなビジネスをしている場合であれば、口座開設は可能なのです。

またメガバンクなどに比べれば、審査は緩い傾向にあります。

GMO あおぞらネット銀行は、手数料も安く、ネットバンクなので管理がとても楽です。

住所をバーチャルオフィスで構えようという方は、GMOあおぞらネット銀行の口座開設を試してみたらかがでしょうか。

ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行は、手数料が安いというメリットがあります。特に、インターネットバンキングの利用料が、ほかの銀行に比べて安いです。

例えば、みずほ銀行のネットバンクは、初期契約料が27,000円で、月額基本料金が5,400円かかりますが、ゆうちょ銀行は、簡単な機能でよければ無料で使えます。

ただし、ゆうちょ銀行で気を付けなければならないのは、預け入れ限度額が1,300万円までとなっています。そのため、事業規模の大きな会社には向いていません。

とりあえず、小さく合同会社を始めるという方は、最初に口座開設しておくのはいいかもしれません。

合同会社が口座開設できない場合は、時間を開けて再申し込みする

合同会社が口座開設できない場合は、時間を空けて再申し込みするのが良いでしょう。口座開設できない場合には、審査に落ちた原因をまず追求していきます。

事業目的に関する資料が足りなかったり、固定電話でなかったり、バーチャルオフィスであったりする場合、問題を解決していきます。

そして3ヶ月などの一定期間を過ぎてから、再度申し込みをすると口座開設できることがあります。

時間を空けるのは、その間に売り上げが増えて、会社としてのビジネスをしているという証拠にもなるためです。

以上が、「合同会社が口座開設できない場合は、時間を開けて再申し込みする」です。

合同会社の口座開設時の呼び名

合同会社の場合は、株式会社の口座と呼び名が変わります。株式会社の場合、振込名は、「カ)●●」「●●(カ」ですが、合同会社の場合には、「ド)●●」「●●(ド」となります。

あまり馴染みのない表記なので、注意しておきましょう。

銀行口座の名義も、株式会社と合同会社で違います。株式会社の場合には会社名だけですが合同会社の場合には会社の名の後に、代表社員の名前が記載されます。

つまり、株式会社の場合は、「●●株式会社」ですが、合同会社の場合は、「●●合同会社 代表社員〇〇」となるのです。支店管理者が口座開設する場合には、支店管理者名が追記されます。

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合同会社は、ネット銀行、地方銀行、信用金庫がおすすめ

合同会社を選ぶ場合、コストを考えるならネット銀行がおすすめです。経営者が株式会社ではなく、合同会社を選ぶ理由は、設立コストを考えてのことが多いと思います。

銀行口座の開設に関しても、コストを考えて選ぶ場合、ネット銀行がおすすめです。ネット銀行ならメガバンクに比べて、年間費用が数十万円も安くなる場合があります。

月額費用に差があることと、取引が起きるたびに、手数料の差が出るからです。

審査基準の観点からも、メガバンクより、ネット銀行の方がおすすめです。

しかし、将来的に融資を検討する可能性が少しでもあるならば、融資機能を有する地方銀行や信用金庫がおすすめです。

以上が、合同会社がネット銀行、地方銀行、信用金庫をおすすめする理由です。

【まとめ】合同会社は、口座開設できる

合同会社は株式会社と同じように法人ですので、法人口座を開設できます。しかし個人口座よりは、審査基準が厳しくなっています。

まっとうにビジネスをしようとしている合同会社が、口座開設できない理由は、以下の通りです。

  • 資本金が少ない
  • 事業目的が分かりづらい
  • 連絡先が固定電話でない
  • 住所がバーチャルオフィス
  • ホームページがない

合同会社の口座開設できない場合には、事業説明をしっかりとできるような資料を揃えたり、連絡先を固定電話にして、住所をバーチャルオフィスから変えたりなど対策をして時間を空けて再度申請するのが良いでしょう。

会社設立の代行費用0円、個人事業主とのメリットデメリット流れと手順

法人口座開設の相談もできる会社設立サポート

合同会社の法人口座開設を断られる理由について、見てきました。会社設立した後に、法人口座開設できないで困るということは、よくあります。

そんな時、当社であれば会社設立時から法人口座開設に関することを、無料で相談できます。法人口座開設を断られて銀行に理由を聞いても教えてくれない場合があります。その場合に、提出書類などを相談していただければ、あらかじめ法人口座開設を断られるリスクを減らせます。

口座開設のための審査基準を知らないと、法人口座開設ができなかったり、結果的に高い手数料の銀行口座を開設するなどのデメリットがあります。

当社に相談していただければ、どのような必要書類を提出すればよいかをアドバイスできるため、合同会社の法人口座開設の確率が高まります。

会社設立と法人口座開設の手間に時間を取られるのではなく、自分の事業に時間を集中するようにしましょう。

当社であれば、無料で納得がいくまで何度も相談できます。会社設立までは、対面相談でもオンライン相談でもできます。

会社設立に関しては、代行費用0円で、合同会社や株式会社設立サポートできます。設立費用は、合同会社の設立の場合には6万円、株式会社設立の場合は20万2,000円から行えます。

司法書士を利用して、会社設立した場合よりもちろん安いですし、ご自分で会社設立する場合よりも安く済みます。

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